不登校であろうとなかろうと若い方の昼夜逆転の生活に対する言及がちらほらと見られますよね。
私の場合は精神的にまいってしまい、病院できちんとした病名をつけられた結果不登校になりました。
その際に得た診断の1つに「不眠症」というものがありました。
昼夜逆転と不眠症
不登校中、私は日中ほとんど眠っていて起きている時間は食事の時間の前後と夜くらいでした。
その夜も、詳しくは覚えていませんが睡眠導入剤の様なものを飲んで無理矢理眠っていた記憶があります。
つまり起きている時間は1日の内でほとんどありませんでした。
とは言っても、これは症状が一番重い時期の話で、まだ軽い時あるいは改善しつつあるときは次第に起きている時間も伸びました。
さて、まだ症状が軽かった時はだいたい昼の12時以降に起きて朝方の5時に寝るという、今考えてみればとんでもなく身体に悪い生活をおくっていました。
夜に眠れなくなった理由は明確に覚えてはいないのですが、やはり精神的に非常に不安定であったので夜寝る前にネガティブなことが頭に浮かぶようになっていました。
それがだんだん継続し、目が冴えてしまい、脳が興奮状態だったのか分かりませんが眠れなくなってしまいました。
結果、日中に眠るしかなくなり昼夜逆転の生活が始まったということです。
しかし、夜眠れないのは脳に良くないということで睡眠導入剤が処方されたのです。
それを使って昼夜逆転が改善すればよかったんですが、飲んだことで逆に1日中ずっと眠くなってしまいました。
あとは最初に書いた通り、うつらうつらの生活が始まったのです。
そのせいなのかは分かりませんが、当時の記憶は不眠症が一番酷い時期の部分がごっそり抜け落ちています。
ですが、一番つらかったのは眠かったことよりも薬を飲み忘れた後の副作用のような症状でした。
とにかく気持ちが悪い。
横になっていても、無理して起きていても、とにかく気持ちが悪い。
眩暈のような症状が酷く、薬を飲まない限り何をしても改善されませんでした。
もちろん急に処方された薬をやめてしまうことは治療を考えればダメなことですが、飲まないだけでこんなにも気持ち悪くなってしまう薬を飲み続けなければいけないというのも恐ろしいものでした。
今思い出してもあの時はしんどかったですね。
二度としたくない体験です。
不登校の時は何時に起きて寝るべき?
不登校だとしても、できるなら朝起きて夜に寝るリズムを崩さないことを強くおススメします。
昼夜逆転は不登校であろうがそうでなかろうが避けるべき現象ですね。
身体に悪いというのもあるし、必要に迫られない限り逆転した生活を送るのは推奨できません。
いざ何か始めようと意気込んでも、先ずは身体を慣らすところから始めるしかないので、倍しんどい想いをしなければいけなくなってしまう可能性もあります。
専門家ではないのでテレビなどのまた聞き情報ですが、人間は最低限の寝る時間は確保するべきで、それができないと様々な疾患が出てきてしまうようです。
事実私も眠れなかった時期には異様に体調が悪く腸内環境も整っていませんでした。
便秘や吹き出物なんて当たり前でしたが、不眠が解消されてきちんとしたリズムで生活すると次第に改善されました。
もちろん、体質など様々な要素があるので皆さんに私の体験が当てはまるとは限りません。
それこそ病院で診断したり、相談したりをおススメします。
ただ、学校へ行かなくとも生活リズムはなるべく崩さないようにした方が良いと思います。
これも私の経験なのですが、一日のサイクルを自分の中で定めて行動することで少しずつ自分の中の精神的バランスも取り戻すことができました。
同級生が起きる時間帯に起きて、寝る時間帯に寝る。
睡眠剤から脱却できた後は努めて昼夜逆転に戻らないように意識して生活していました。
もし、寝る時間起きる時間を悩んでいるのなら意識して自分の一日のサイクルを設定してみてはどうでしょうか。