高校受験。中学校で不登校のお子様と親御様にとって頭の痛い問題でしょう。
テスト設けていない成績もつけられない状況で受験ができるのでしょうか?
今回はテスト以外の成績である内申点について考えてみます。
内申点とは
そもそも、高校入試の時によく聞く「内申点」って何なのでしょうか?
まず、皆さんが受験しようとしている志望校の募集要項や、都道府県の教育委員会のホームページに掲載されている高校入試の募集要項を確認してみてください。
その中には、入試の日程や科目だけではなく、どのように合格者の選抜を行うかということも記載しています。
その要項の中に「調査書」という項目がありませんか?
その調査書の中の「評定」と言われるものが、いわゆる「内申点」というものです。
教科の成績を1~5などの数字で表し、その合計したものですね。
ただし、都道府県によって、この内申点の算出方法は違いますので、志望校の入試要項を確認してください。
「ん?ちょっと待って。成績を数字で表わすって…。」
見たことありますよね、評価が数字、、、そうです、学校の「通知表」をイメージしてもらえれば大丈夫です。
気になる人は一度通知表を確認してください、大体の内申点を予想することが出来ます。
内申点や成績はどうやって決まるの?
では、どうやって、内申点や成績は決められていくのでしょうか?
ポイントとしては以下3つがあげられます。
1.学校の定期テスト
成績の大部分を占めるのがこの部分でしょう
中間テストや期末テストの点数で評価される部分です。
要は、高得点を取ればこの部分の評価は高得点を残すことが出来ますね。
また、最近のテストでは、保護者の方のころとは違い、
「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」
をはかる、観点別の出題が行われています。
2.提出物
普段の課題はもちろんですが、定期テストのときに課される提出物の状況も成績を付ける際の重要な判断基準になります。
提出物を提出日までに提出できているかどうか、
提出物を丁寧に仕上げているかどうかなどが見られています。
生徒の中には、模範解答を写して提出する人もいますが、これは先生に見破られていますので、気をつけましょう
また、授業ノートを丁寧にとれているかどうかも、ここでの判断材料となります。
3. 授業態度
授業に参加しているかどうかはもちろんですが、
どれだけ授業に真面目に取り組めているか、積極的に参加しているかが評価されている項目です
授業に真面目に取り組むというのは、皆さんも予想しやすいと思います。
では、積極的に参加するとはどのようなことでしょうか。
つまり、発表を頑張ってしているかどうか。
ここが授業に積極的に取り組んでいると評価する対象となる部分です。
これらからみても不登校の場合、内申点がかなり厳しい結果になってしまうのは、どうしても避けられない現実問題です。
では、「内申点」が低くても高校に進学できるのでしょうか?
不登校で高校進学できるか?
「不登校だと内申点がない。そうなると、高校に行けない…。自分の人生、終わった」
と思う不登校のお子様は少なくありません。
でも諦める必要はありません。
内申点に関しては、まずは、学校の先生にどのくらいの内申点が実際にあるのかを確認してみましょう。
もし万が一にも「不登校の原因が先生」であった場合は、先生に相談自体ができないこともあります。
全ての先生が親が思っている理想の先生ではありません、「先生」にも問題がある可能性も無きにしもあらずですので他の手段が必要です。内申点より学力試験重視↓↓
ここからが親の出番です。先生に相談できる場合↓↓
出席日数の改善
出席日数は保健室登校で少し改善できたり、学校によってはフリースクールなどへの出席も、出席日数として認めてくれる学校もあります。
お子様が学校にいけなくても外出できるのであれば、費用はかかりますがフリースクールへ通うのも方法です
担任の先生とのコミュニケーション
内申点をつけるのは担任の先生ですので、不登校であったとしても担任の先生と円滑なコミュニケーションをとることも大切です。
内申点には直接影響はありませんが、所見部分で考慮されることがあるのが、家でこれだけ勉強している、漢字検定や英検など検定を受けた、など、家での頑張りです。
頻繁に担任に報告相談し、家の様子や取り組みをしっかりと伝えましょう
公立高校受験したい、内申点は
志望校が公立高校であるなら、多くの人は全日制の公立高校を志望校として掲げるでしょう。
しかし、全日制公立高校のみがすべてではありません。
ただ、公立高校入試において、内申点が大きな割合を占める都道府県は少なくありません。
多くの都道府県では、
「当日の学科試験:内申点=1:1」
となりますが、都道府県によっては合格者の一部を
「当日の学科試験:内申点=7:3」
といったように、当日の学科試験の結果を重視する場合がありますので。
そのため、受験要項を確認して志望校が内申点の扱いをどのようにしているのかを、まず確認しましょう。
また、是が非でも公立というのであれば、
・通信制
・定時制
の高校もありますし、不登校の生徒を積極的に受け入れている公立高校もあります。
私立高校受験したい、の内申点
公立高校に比べると、調査書や内申点を参考程度にしか扱わない学校が少ないのが私立高校です。
私立学校の場合は、学力試験の結果が合否決定の大きな割合となります。
希望の高校のオープンスクールや入試相談会などで、具体的に聞いてみるのもひとつの方法です。
なかなか聞きにくいことかもしれませんが、不登校を伏せて受験はできませんので、お子様の能力と勉強への意思とをしっかり持って望んでください。
もし、高校で人間関係をリセットしてやってみたいと思うのなら、遠方になるかもしれませんが、寮のある学校を受験するというのもひとつの方法としてあります。
しかし、内申点がない、もしくは、低いという現実は不安だと思います。
その場合は、担任の先生に相談してみましょう。
受験はお子様にとって初めてする人生の大きな決定事かもしれません。本当に不安で心配ですよね。
不登校であるのならなお更、お子様は不安いっぱいで自信をもつことに心細さを感じていることでしょう。
ただ、多くの大人がそうであったように、将来なにがしたいか、なんて目標を中学生で見つけることはとても難しいことです。
お子様はどうして良いのか解らない、何がしたいか解らない、そんな気持ちでいっぱいかもしれません。
親ができることは勉強することは、知識と学習する能力が培われ、この先にやりたい事ができた時に必ず役に立つ、と伝えることです。
毎年進化している学校事情
2003年の構造改革の制度を利用し地方自治体が「教育特区」として認められた地域においては、株式会社が運営する通信制高校が多く設立されています。
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それぞれの独自プラグラム、企業の特性を生かした教育方針、で授業がなされ今までにない学びを教える学校が増えています。
N校の人気ぶりは報道などでもご存知だと思います、こうなると内申点にはもはや力はありません。今までの常識は崩れてきています。
極端な例では
神奈川県の県立横浜修悠館高等学校の試験は「作文」のみ。
第一学院高等学校の願書と作文を一緒に提出し、その後の面接のみ。
などお子様の持っている素質ややる気、考えを問うことに重きを置いている教育の場が増えているということです。
これから見ても、時代は、地元の小中高と出て大学、という昭和の成功例は通用しなくなっています。
不登校はお子様の可能性を伸ばすチャンスと思ってください。
学校に行っていれば、その昭和の成功例を信じてやまない教育者から、一つのレールを歩くことを洗脳されてしまう可能性があるからです。
この不登校の貴重な時間を、お子様と一緒に好転へのチャンスに変えてください。将来のことをお子様と話すことができるのならあらゆる可能性を持って話してください。
親が進学に関してできることは
情報集め、資料集め、学校説明に一緒に行く、そして相談にのるくらいかもしれません、それでもできる限りやってあげたいですね。
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