子どもの通知表が返却されてきた。学校には行けてないから、学校の先生も評価のしようがないのはわかるけど、「1」や「未」という通知表を見るとやはりショック…。
と思われるお母さまも多いのではないでしょうか。今日は、そんな通知表のなかでも「所見」という部分について考えていこうと思います。
所見とは?
そもそも「所見」とは何なのでしょうか。
簡単に言うと、先生からのお知らせ欄のようなものです。
当たり前ですが、お子様の学校での様子を保護者の方はずっと見ておくことは不可能ですよね。
テストや提出物の状況、日ごろの授業態度などを総合的に判断し、各科目の評価はされていきます
しかし、お子様が勉強面やそのほかの部分で学校でどのようなことを頑張っているのかということや、
もう少しここを頑張ってほしいといったような学校での様子を担任の先生が教えてくれる部分なのです。
親が悲観しないこと
正直言ってしまうと、不登校であるということは、教科ごとの十分な評価はできないということです。
教科ごとの評価は先ほども言いましたが、テストだけ受けに頑張っていっても、普段の授業に参加が出来ていないですし、おそらく日ごろの提出物なども難しいのが現状だと思います。
しかし、そのような中でも、先生たちは、ほかの生徒さんたちと同じように評価はしていかないといけません。
ですから、評価が厳しくなるのは当たり前のことです。そのことをお母さん方はしっかりと頭の中に入れておいてください。
そして、お子さんの前で絶対に悲観しないこと。お子さんも、行けていない状況に少なからず罪悪感を感じているでしょうし、評価に関してもショックを受けている可能性もあります。
だからこそ、お母さんさん方は、楽観視するようにしてください。
所見についても一緒です。何度も言って申し訳ないのですが、学校に行けていないのです。学校の担任の先生も、学校での様子を伝えることなど難しいですよね。
ですから、「来学期はこうなればいいですね」とか、少しでも学校に行けた日のことがあるのであれば「○○を頑張っていました」というような内容であることと思います。
教科ごとの評価は、地域である程度同じような指針でつけられている部分もあります。
しかし、この「所見」というものに関しては、担任の先生による部分が大きいのです。大事ではないわけでは、もちろんないのですが、そこまで重要視しないようにしましょう。
だって、不登校であるということは、おそらく家にいることが多いことと思います。だったら、お子さんの普段の様子は、学校の担任の先生よりもお母さんや、ほかの家族の方の方がよく知っているはずですよね。
だからこそ、悲観しないように、そこまで重くとらえることのないようにしてあげましょう。
最後に
確かに、高校入試の際に提出する調査表の項目に自由記入欄の部分があります。
そこでは生徒会活動でどのような役割を担っていたか、部活動での実績などが書かれます。勉強面でも、英検や漢検、数検といったような資格試験についてそのような欄に書かれます。
ですから、もし、そういう自由記入欄について気になるようであれば、そのような資格試験にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
そのような頑張りも、もちろん、学校の先生は見てくれ、評価してくれますよ。