家庭学習の指南

不登校 内申点は重要?


さて、皆さん。小学校、中学校は義務教育ですよね。

では高校はどうでしょうか?高校は義務教育ではありません。

だから、どこの高校でも入学に際して、受験が必要になってきますよね。

そこで、話題に上がってきやすいのが「内申点」です。今回は、内申点について考えてみましょう。

 

内申点って?

そもそも、高校入試の時によく聞く「内申点」って何なのでしょうか?

まず、皆さんが受験しようとしている志望校の募集要項や、都道府県の教育委員会のホームページに掲載されている高校入試の募集要項を確認してみてください。

その中には、入試の日程や科目だけではなく、どのように合格者の選抜を行うかということも記載しています。

その要項の中に「調査書」という項目がありませんか

?その調査書の中の「評定」と言われるものが、いわゆる「内申点」というものです。

教科の成績を1~5などの数字で表し、その合計したものですね。ただし、都道府県によって、この内申点の算出方法は違いますので、ぜひ一度、志望校の入試要項を確認してください。

「ん?ちょっと待って。成績を数字で表わすって…。」

と思った人もいるかもしれませんね。そうです。

学校の「通知表」をイメージしてもらえれば大丈夫です。

気になる人は通知表を確認してくださいね。

大体の内申点を予想することが出来ます。

 

内申点や成績の基本

では、どうやって、内申点や成績は決められていくのでしょうか?

ポイントとしては以下のポイントがあげられます。

学校の定期テスト

成績の大部分を占めるのがこの部分でしょう。

中間テストや期末テストの点数で評価されるのがこの部分です。

要は、高得点を取ればこの部分の評価は高得点を残すことが出来ますね。

また、最近のテストでは、保護者の方のころとは違い、

「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」

をはかる、観点別の出題が行われています。

提出物

普段の課題はもちろんですが、定期テストのときに課される提出物の状況も成績を付ける際の重要な判断基準になります。

提出物を提出日までに提出できているかどうか、提出物を丁寧に仕上げているかどうかなどが見られています。

生徒の中には、模範解答を写して提出する人もいますが、これは先生に見破られていますので、悪しからず。

また、授業ノートを丁寧にとれているかどうかも、ここでの判断材料となります。

授業態度

授業に参加しているかどうかはもちろんですが、

どれだけ授業に真面目に取り組めているか、

積極的に参加しているかが評価されている項目です。

授業に真面目に取り組むというのは、皆さんも予想しやすいと思います。

では、積極的に参加するとはどのようなことでしょうか。

つまり、発表を頑張ってしているかどうか。

ここが授業に積極的に取り組んでいると評価する対象となる部分です。

 

正直言ってしまうと、不登校だと内申点が厳しい結果になってしまうのは現実問題としてあげられてしまいます。

 

高校進学を諦めない

「不登校だと内申点がない。

そうなると、高校に行けない…。自分の人生、終わったな。」

と思う不登校の生徒は少なくありません。

ですが、諦める必要はありません。

内申点に関しては、まずは、学校の先生にどのくらいの内申点が実際にあるのかを確認してみましょう。

もし、保健室登校でもいいので登校出来そうであれば、少しでもいいので行ってみましょう。

そうすると、調査書の出席日数は少し改善できますね。

また、学校によってはフリースクールなどへの出席も、出席日数として認めてくれる学校もあります。

 

志望校が公立高校ならば…

志望校が公立高校であるなら、多くの人は全日制の公立高校を志望校として掲げるでしょう。

しかし、全日制公立高校のみがすべてではありません。

ただ、公立高校入試において、内申点が大きな割合を占める都道府県は少なくありません。

多くの都道府県では、

「当日の学科試験:内申点=1:1」

となりますが、都道府県によっては合格者の一部を

「当日の学科試験:内申点=7:3」

といったように、当日の学科試験の結果を重視する場合がありますので。

そのため、受験要項を確認して志望校が内申点の扱いをどのようにしているのかを、確認しましょう。

また、是が非でも公立というのであれば、通信制や定時制の高校もありますし、不登校の生徒を積極的に受け入れている公立高校もあります。

 

志望校が私立高校ならば…

公立高校に比べると、調査書や内申点を参考程度にしか扱わない学校も少なくないのが私立高校です。

このような学校の場合は、学力試験の結果が合否決定の大きな割合となります。

しかし、内申点がない、もしくは、低いという現実は不安だと思います。

その場合は、中学校の先生に相談してみてもいいですし、高校のオープンスクールや入試相談会などで聞いてみるのもひとつの方法です。

最後に

もし、高校では人間関係もリセットしてやってみたいと思うのなら、遠方になるかもしれませんが、寮のある学校を受験するというのもひとつの方法としてあります。

おそらく、中学生の皆さんが、初めてする人生の大きな決定事かもしれませんね。

保護者の人とも、しっかり相談しながら、自分の人生を切り開いていってくださいね。

 

ただ、中学生のみなさんが、失くしてはいけないことは、

「高校でどんなことをがんばりたいのか。将来、どんな自分になりたいのか。」

というビジョンです。

このビジョンを持って、受験に向かって保護者の人も一緒に走って下さい。目標を持っている方が、頑張ることをしやすいですよ。

 

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