家庭学習の指南

不登校のお子様の「入試の面接」これを知っていれば強い!

不登校のお子さんのいるお母さまと、入試のお話をするとほとんどの方が

「子供と高校入試に向けての話をしてみたのだけど、

実際に合格できるのかとても心配で・・・

興味のある高校もあるみた位ですが、入試内容を調べてみると

『面接』が試験に含まれてしまっているんです。

うちの子は不登校なので、不利にならないのかしら・・・」

とおっしゃいます。

正直言って、不登校だからと言って、

面接試験において不利になることは、ほぼないでしょう!

志望校に合格して高校生活を楽しんでいるお子様もたくさんいます

今回は、そんな面接試験について一緒に考えてみましょう。

面接試験では何をみるの?

そもそも、面接試験において、高校側はお子さんの何をみたいのでしょうか。

一言で言うと、

「受験生が我が高校が求める生徒像なのかどうか、人となりを確かめたい」

ということです。

そのポイントとしては以下の2つを挙げることが出来ます。

 

  •  高校へ入学するかどうかの意思確認

ほとんどの受験生が2校以上の高校を受験していることと思います。

いわゆる、「滑り止め」の受験ですね。

そのため、高校が合格を出しても、生徒が入学しないこともありえるわけですから、

高校に合格して入学する意思があるかどうかを確かめます。

 

  •  マナーがちゃんとしているかどうか。

2つ目は基本的なマナーが身につけられているかどうかです。

高校は、小中学校とは違い、義務教育ではありません。

そのため、バスや電車などの公共交通機関を利用して

通学する学生も少なくありません。

ですから、TPOに適した服装が出来ているか、

挨拶がきちんとできているか、道徳観が身についているかなどを、

試験官たちは見ています。

 

入試面接の質問でよく聞かれる内容

では、実際に面接試験においてよく聞かれる内容について考えていきましょう。

  • 高校の志望理由

先ほども書きましたが、「高校へ入学するかどうかの意思確認」の一環として

聞かれるのがこの志望動機です。

なぜ、ほかの高校ではなく、今受験している学校に入学したいのか

を考える必要があります。

例えば、

「将来の夢に向かって、大学に行くことを目標にしているので

貴校を志望しました」

と答えたなら、回答としてはNG回答となってしまいます。

なぜなら、その答えだと、

「その理由なら、ほかの高校でもいいですよね。」

となってしまいます。

だから、オープンスクールで感じたこと、

学校の特色なども織り交ぜたうえで、解答するように心がけてください。

 

  • 中学校で頑張ったこと

どんなことでも構いません。

「テストで高得点が取れるように家庭学習を大切にした」

「ボランティア活動をした」

「留学にチャレンジした」

「英検や漢検などの資格試験にチャレンジした」

など、学校でがんばったことでなくてもいいのです。

このような内容であれば、たとえ不登校であったとしても

答えることが出来ますよね。

その頑張ってきたことを生かして高校でどのように頑張るのか

という内容もつけて話すと、もっといい回答になりますね。

 

  • 自分自身の長所や短所

長所や短所を聞く質問も多くあります

ただ単に、「長所は○○で、短所は▽▽です」というだけでは不十分です

長所を活かして、高校ではどのように活躍したいのか

と答えましょう。

また、どんな人にも短所はあって当たり前です

その短所とどのように向き合ってきたのか、

また、高校生活ではどのように気を付けていきたいのかも

具体的に考えて言うようにしましょう。

 

  • 不登校であった理由

不登校であった理由を聞かれることも少なくありません

もし、聞かれたとしても、正直に答えるように話をしてあげてください

隠したり、うそをついたりすることのほうがダメです

内申書を見れば、出席日数で不登校であったことは一目瞭然です。

 

不登校であった理由のほかに、不登校の間にどのようなことをしたのか、

そこから学んだことが何であったのか、

高校に入学してからはどのようにしてがんばっていきたいのか

なども、合わせて答えるようにしてみましょう。

 

最後に

面接試験に準備なしで挑むことほど、恐ろしいことはありません!

面接試験の準備をすることで、お子さんが自分自身を見直すきっかけとなるはずです

また、その際にお母さまも一緒に考えてあげてください

志望動機なら、

「なんでこの高校なの?ほかの高校とは何が違うの?夢に向かって

どうやってがんばるの?」

など、踏み込んだ質問をお子さんにしてみてください

そうすることで、お子さんの面接はよりよいものになるはずですよ。

 

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