不登校が解消きっかけってどんなん物があるでしょうか。
転校やフリースクールなど環境を変えて進学することで不登校が解消されるパターンもあるでしょう。
不登校の原因にもよりけりですが、
イジメや人間関係や教員とのトラブルの場合はこのケースが多いと思われます
原因を取り除かない限り同じ学校に行くというのは結構ハードルが高いです。
病気の場合は病気を治したり薬ななどで安定させることでまた通えるようになるでしょう。
けれど、どちらにしろ一度休んでしまうとなかなか前に踏み出すのは勇気がいるものです。
そんな時、どうやってその一歩を踏み出したのか
体験を聞くと、「音楽」に助けられたという人が少なくありません。
心に響く音楽、どんなものがあるのでしょうか
心に響く1曲
ある男性の話です。
その方はサッカー部で反感を買ってしまい、
また学力的にもしんどくなりずるずる学校に行かなくなってしまったそうです。
当時丁度インターネットが普及し始めオンラインゲームなどが盛り上がっていた頃でもあり、そこにのめり込み完全に不登校に。
その後フリースクールのようなところへ行ったりしていたのですが、親が無理やり転校させて学校に行かせようとしますが、そこでもイジメが起きてしまい結局不登校に。
高校も受験して行くものの2日程度で行かなくなってしまったそうです。
その後彼はある1曲に出会います。
洋楽の「Ozzy Osbourne」というアーティストです
その代表曲の「Mr.Crowley」という曲を初めて聞いた時に、ギターソロに感動して涙がボロボロ流れたと言います。
その時に「この人みたいになりたい」っていうのと
「このままじゃ自分は駄目だ」と思って次の日にギターを買いに行き、昼はギターを8時間ひいて夜はネトゲという生活になっていきました。
なぜ、このままじゃだめだと思ったか。
「Ozzy Osbourne」のギタリストは当時天才ギタリストと呼ばれている人でした。
けれど、アルバムは2枚しか出していません。
実は次の公演に飛行機で向かう途中、飛行機が墜落して20代の若さで亡くなってしまっているんです。
彼は「人間って死ぬんだな」と思うと同時に「死ぬんだったら後悔しないで死にたいな」と思うようになったのです。
そして彼は外に出ることを決め、出られるようになったのです。
学校には戻りませんでしたが、その後不登校時代に培ったことを活かし、大阪のIT企業で複数のWEBメディアを統括するまでになっています。
私の体験
私もぷち不登校でした。
中高一貫校だったのですが、高校1年生の時、仲のいい子はみんな他のクラスになってしまい、よりにもよってあまり合わない子たちとばかり同じクラスになってしまいました。
席替えをすれば「私の周りはみんないいんだけど目の前の〇〇さん(私のこと)だけ変わってほしいんだよねー」なんて言われる始末。
元々勉強が苦手だったので授業についていけず、
また新任の先生をいじめるかのように授業をその子達が妨害しまくったので余計にしんどくなり、成績は低迷、教室に行くのも辛くなってしまいました。
今思えば手を差し伸べてくれる子はいたんですけどね。
人見知りが激しく人に頼ることを苦手としていた私にはそれに気がつくことは出来ませんでした。
遅刻や保健室登校が増え、休む日もそこそこありました。
そんな私が唯一楽しみにしていたのは音楽の授業です。
芸術科目は選択だったので、少しはメンバーも楽な感じでした。
小さい頃からピアノを習っていたこと、歌が好きだったこと、音楽が私の心の拠り所でした。
また音楽の担当の先生が担任の先生でもあったので、良くしてもらいました。音楽の授業がなかったら私は学校に行くのをもっと嫌がったでしょう。
好きなものを学べる時間があるというのは心の支えになるのです。
おかげさまで出席日数ギリギリで進級させてもらえました。
あと1日でも休んだらアウトだったので、本当にギリギリです。けれど、音楽があったから私は頑張ることが出来たのです。
音楽を学びたい
けれど、やっぱり学校に行かれないという子もいます。
それでも音楽に助けられ、音楽を学びたいとなった時はどうすればいいのでしょうか。実は音楽に特化した学校があります。
その1つが「国立音楽院」という学校です。
ここは中学生から行くことが出来、フリースクールとして位置づけされています。
学習支援はもちろんあるので高校への進学も可能です
。高等部では通信制高校と連携を取ることによって高卒の資格を得ることが出来ます。
好きな音楽に触れながら自由に通うことが出来ます。校舎は東京・宮城・鳥取にあります。
もう1つは「東京自由学院」こちらも中等部と高等部があります。
本格的な音楽の指導を受けることが可能です。
こちらは東京にしか学校がないのですが、下宿先なども面倒を見てくれるようなので、遠方の方も興味があれば問い合わせをしてみてください。
まとめ
音楽は人に希望を与えます。
震災の時も皆の心に勇気をくれたのは音楽です。
誰か個人に向けられて作られてるわけではありませんが、心に響く音楽が必ずあります。
それは時代も国籍も何も必要としません。
あなたの心に一歩勇気を踏み出させてくれる音楽が必ずあります。
そして、今度は自分が誰かを励ます音楽を作ることだって出来るのです。
オススメの曲はたくさんありますが、どれがあなたに合うかはわかりません。
ぜひ、ちょっとでも気になった曲があったら聴いてみてください。そして勇気づけられたらどんどん発信してください。
音楽は、いつだって私たちの側にあります。