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【不登校】海外ではどう対策がされてる?子供の不登校に悩むあなたへ

子供が不登校になってしまった!どうしたらまた学校に行ってくれるんだろう・・・と悩んでいるあなたへ。
この記事では、海外における「不登校」に対する取り組み方を紹介しています。
海外での考え方、取り組みを通してあなたがお子さんや周りとの接し方を考えるキッカケにしていただけたら幸いです。

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アメリカ、ドイツなどの不登校に対する取り組み

アメリカやドイツなどでは、保護者に「子供を就学させる義務」があり、違反すると最悪の場合逮捕されてしまいます。日本でも国民の三大義務の一つに「教育」がありますが、逮捕というのは聞いたことがありませんね。

だから不登校が少ないのか?というと、そういうわけではなく、例えばアメリカでは「ホームエデュケーション」が合法化されています。
要するに、自宅で所定の教育課程を学修していれば、ちゃんと単位として認めてもらえるんです。
これは日本にはないメリットです。

ホームエデュケーションを選択するのは、日本のように何らかの事情で学校に行けなくなってしまった生徒が利用するだけでなく、学校に通うのは問題なくても教育熱心な家庭が積極的に利用するケースもあります。

フィンランド、オランダの不登校に対する取り組み

フィンランドは教育先進国と言われています。
そんなフィンランドでは、「子供に合うように学校が環境を整える」という基本姿勢があります。
これは移民国家であるという事情もあるのでしょうが、仮に学校に通えなくなってしまった場合、「この子にはこの学校が合わなかっただけ、他にも選択肢はある」という考え方が一般的なのでしょう。

フィンランドの事例

集団での活動になじめない、というケースでは「週3日は通常学級、週2日は少人数学級」というのを子供が選べるようになっています。(カウンセラーとの相談のうえで)

他にもフィンランドには、「ユースセンター」という、中学生から30歳くらいまでの学生が無料で使える施設があります。

お勉強というより、リラックスして過ごすための場所です。

お家・学校以外の第3の居場所としてユースセンターがある、というのは子供が追い詰められずに済むという点でメリットがあります。

オランダでの事例

オランダでは「週3日は○○スクール、週2日は△△スクール」といった学習が認められています。
勉強をしっかりするなら○○スクールだけど、集団行動も学んでおきたいから△△スクールにも通っておこう、といった感じで選ぶことができます。

確かにこの制度は、親がきちんと子供の特性と学校ごとの特徴を理解していないと、逆に子供を苦しめてしまうリスクもあります。ですが、親が真剣に子供の教育について考えることにつながるというメリットもあり、私は個人的にいいなぁと思っています。

【不登校】日本の現状

日本では、不登校の学生のうち、指導教室やフリースクールに通うのは全体の10%程度です。
フリースクールは授業代も高いうえ、出席扱いされないのでその後の進路に影響する、ということもあり、なかなか利用が進んでいません。

指導教室については「学校に通えない生徒を指導して、元の学校に通えるようにする」というのを主眼におかれています。

そもそも「不登校ってよくない」という考えが根強いため、一度学校を通うというレールから外れた子供を何とか戻してやろうとする、というのが日本の考え方のように思えますね。

少しずつ日本でも新たな形の学校ができつつある

「子供の不登校、何とかして復帰してもらおう」ばかり考えていませんか?
実はその考え自体が、ますます子供を追い詰めているかもしれません。

「この学校は、うちの子には合わなかっただけ」と思えれば、視野も広がりますよね。

最近だと、ホリエモンこと堀江貴文さんが校舎のない学校、通称「ゼロ高」を設立した、と言うニュースが話題になりました。
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/zero-school

これまでのように「学校に通うのが当たり前」という常識にとらわれてしまっていては、その対策も限られてきます。

子どもにとって、どの道を進むのがよいのか?進路(学歴)というものが、これからの世の中に果たしてどれだけ役に立つのか?

もう一度考え直してみるのも大切です。(私は学歴自体を否定しているのではありません。しっかり学問をしてきたという証としての学歴なら、堂々と誇ってよいものですから)

今や、You Tubeだけでも優良な学習環境が整えられます。
新型コロナウイルスの流行の影響で、一時「9月入学」という議論がされたのを覚えていますでしょうか。

結局実現はしませんでしたが、何かのきっかけにこれまでの学校環境は大きく変わるかもしれない、と多くの方が気付いたと思います。
(2020年でいえば、多くの学校が6月スタートになり、夏休みが10日程度に短縮され、以前の学生生活とはガラッと変わってしまいました・・・)

【不登校】海外ではどう対策がされてる?子供の不登校に悩むあなたへ まとめ

海外での不登校に対する対策と、日本の現状について解説してきました。
この記事を読んで、「よし、海外留学してみよう」というのも一つの手です。

そういった方はたくさんいらっしゃいます。
不登校で悩んでいる子どもの中には、日本よりも海外でのほうがのびのび過ごせる人もいるはず。

まずは留学という選択肢に気づけるかどうか、です。
「ゼロ高」でもそうですが、これまでの常識にとらわれない新しい「通学」システムができつつあります。

繰り返しになりますが、不登校は悪いことではなく、むしろ子供の進路について真剣に考えられるチャンスだと思えば視野を広く考えられるのではないでしょうか。

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