不登校中のお子さんがゲームのし過ぎでろくに寝ていない。
朝起きることができない。
1日中ゲーム三昧で何もしない。
こんなことを悩む親御さんは大変多いかと思います。
かく言う私自身もゲームしかしない時期がありました。
だからこそ、と言っては変なのですが、
私個人の意見としてはゲームを与えることは決して悪いことでは無いです。
大事なのは「メリハリ」。
これさえ守れるのなら何の問題もありません。
ゲームは良いもの?
難しい話題ですよね。
ニュースでも取り上げられることがありますし、
社会問題の中でも語られる分野の話です。
日本は特にゲーム発生の国と言っても言い過ぎでは無いと思うので、
そういったものに触れる機会はたくさんあります。
最近で良い意味でも悪い意味でも話題になるのは「スマホゲーム」でしょうか。
特に課金し過ぎ問題は一時期ニュースになった記憶もあります。
また、FPSといった一人称視点のゲームも非常に暴力性が高いとかで
結構な昔に問題視された時がありました。
こういうふうに見ていくと、
ゲームってなんだよ、
って思われるかもしれません。
特にゲームをやらない親御さんからしてみれば、
何がそんなに面白いのか分からなくて当然です。
私の両親もいまだにそうです。
ですが、ゲーム好きの身としてはゲームは決して悪いものでは無い
と言わせてください。
大学で学ぶ分野の知識は、
かつてゲーム内で出た知識が元になっていることが多々あるのです。
詳しく話しますと、美術や歴史の話には「神話」といった分野も入ってきます。
普通の暮らしをしていれば、神話について時分から調べる機会などそうありません。
学校で話題が出て初めて、という同期生も沢山いる中で
先んじて知識を得られたのは、
それを調べるきっかけをゲームがくれたからなのです。
つまり、ゲーム内のストーリーでそのような題材が使用されていて、
興味を惹かれて調べてのめりこんでいく、といった図式ですね。
コアな知識も出てくることが多いので、現在非常に助かっている事実がちゃんとあります。
ですので、決して悪い側面だけでは無いのです。
ゲームのしすぎで困った時には?
携帯ゲーム機なら取り上げましょう。
テレビにつなぐタイプの物であるなら、導線を没収しましょう。
スマホなら通信料を徴収しましょう。
それくらいはやっても良いと思います。
ゲームだけに限らず、何事にもメリハリは重要な要素です。
これを守れないと社会生活においても支障をきたすことがあるかもしれません。
特に不登校中なんて1歩間違えれば自堕落な生活に陥ってしまうこともあります。
そうならないよう、きちんとルールを設けるのがベストです。
私の場合、1日中ゲームをする時はあらかじめ親に申告していました。
「私は今日1日ゲームをします。ご飯の時は一緒に食べますし、後片付けもしますが、それ以外はゲームに費やします」
確か、こんな具合で。
または、何時からは何時までは自由時間というふうに決めて
親と共有していた記憶があります。
家の手伝いもしていましたし、食事だって一緒に取っていました。
ですので、ゲームのし過ぎで興られたという経験はほとんどありません。
お子さんのゲームのし過ぎを気にされているならば、
ルールを作ってしまうのが良いかと思います。
また友人の家では、ゲームのし過ぎで次の日昼過ぎに起きたら
ゲーム機が売られていた、ということもあったそうです。
その子は不登校では無かったのですが、勉強もしないでゲームばっかり、
ということに親御さんが腹を立てたのでしょう。
その日は大喧嘩らしかったのですが、もちろん友人が負けていましたね。
とまあ、こんな具合にルールとペナルティーを用意して
しっかりお子さんと確認し合って、上手くゲームと付き合ってみてください。
ゲーム好きの私からしてみれば、全くやっちゃダメ、は本当に辛いので。
是非、妥協点を見つけてあげてください。
そしてメリハリをきちんと守ることの大切さを確認するように
お子さん本人に促してください。
不登校は日々を縛るルールから解放されている状況なので、
家でのルールというものはきちんと作っておくべきなんです。