「不登校中でも恋をしたっていいじゃないか!」
「学校に行けなくたって恋愛できる、大丈夫!!」
学校に行けない期間でも、相応しい出会いがあれば恋愛することはできます。
大丈夫です、自信を持ってください!
不登校中ってどうしても人恋寂しくなってしまうものです。
彼氏や彼女がいてもおかしくない年齢もあって、誰かしら自分の側にいて欲しいと願ってしまうのは当たり前のことです。
人と会いたくないから籠ったのに、何故かそう思ってしまう時があるから不思議なものですね。
ただ一つだけ気にして欲しいことがあります。
不登校中って心がとっても疲れてもいるので、「恋」というものの見極めも必要になってきます。
どうして恋がしたいの?
そもそも、どうして恋をしたいと思うのでしょうか?
しかも、このタイミングで、ですよ。
実は不登校中って学校に行かないということに対して後ろめたさを感じてしまいますよね。
かくいう私もそのタイプの人間で、近所の人に見られたくない、同級生に見られたくないという理由から外にはほとんど出ませんでした。
正直、事情を知らない他人と相対するのって相当な労力を要することだったのです。
それでも何故か、恋がしたい、恋人が欲しいという思考回路になってしまうんですね。
今にして思えば、私の場合は「恋人」という自分だけの理解者が欲しかったのだと思います。
それも、喉から手が出るほど。
恋人=理解者は成立する?
成立しないとバッサリ言うことはできませんが、なかなか甘くはないですね。
理解者ってお互いにしっかりと向き合って関係を築き上げた上で、そういう間柄になれるものです。
なので、恋人=理解者という関係はそう簡単には成り立ちません。
不登校で周りから自分を切り離した身としては、親兄弟以外に自分を解ってくれる人が欲しかったのです。
血のつながりがない分、欲目なしに自分を見てくれているというか、こんな自分でも大丈夫だとまったくの「他人」に言ってほしかったのです。
こうして見ると「恋人<<<理解者」という図式が成立します。
今にして思えば、恋に恋をしていたのかもしれません。
不登校中で恋愛をすることはできる?
何事も出会いから生まれるのですから、ご縁があればできなくはないですね。
しかし、焦ってしまうのはよくありません。
最近ではSNSやネットゲーム繋がりで出会う方も一昔前に比べたら増えてきています。
それが悪いことではありませんが、数回会っただけではその人を知ることは難しいですし、出会ってすぐ付き合って失敗してしまう方も少なからず存在します。
誰にも急かされていないのに、焦ってネットの中で出会いを求めて失敗してしまうのは後にトラウマになってしまうかもしれません。
恋愛というのは傷の舐め合いではないでしょうし、またアクセサリーでも何でもありません。
ひょんなところに出会いはあるかもしれませんので焦りは禁物です。
恋愛において不登校はデメリット?
不登校だとしても決して悪いことをしているわけでは無いのですから、調子がいい時は積極的に外へ出て人間関係を構築することだってできます。
悲観的になる必要は何処にもないのです。
上記でも書きましたが、不登校中の自分は何故か学校に行けないということに対して罪悪感を持っていました。
不登校になってしまったから、こんな自分に価値なんてないとも思っていたかもしれません。
正直、嫌な時の記憶ってトラウマでもあるからなのか凄く曖昧になってしまうんです。
でも何故か、執拗に周りに対して申し訳なく思っている自分がいたのは覚えています。
元気になった今でこそ言えることではあるのですが、不登校は恋愛だけではなく、どんなものに対してもデメリットではありません。
自分のための休息期間であると解釈してください。
最後にまとめますと、不登校中は心が疲弊している人が多いです。
自分の拠り所を家族ではなく、「恋人」という特別な括りの中に見出してしまう方も少なからずいます。
その場合は、果たして自分が今本当に「恋人」が欲しいのか考えてみてください。
そして出会いがあるのならば、不登校中だって恋愛はできます。
「不登校」の状態は決してデメリットでは無いのです。
焦らずゆっくりと新たな人間関係を作ってみるのだって一つの手段になりますし、社会復帰にもつながります。
どうか素敵な恋をしてくださいね。
(高校不登校児 大学生/21歳)